ツボ 風門
こんにちは、大谷です。
寒い日が続きますので、今日は風邪の予防・悪化を防ぐのに役立つ風門(ふうもん)というツボをご紹介します。風門は背中の上部にあります。「風」は風邪、「門」は出入りする門戸を意味しています。東洋医学では「風の邪気が入り込み風邪を引き起こす場所」と考えられていることから「風門」と名付けられました。
風門を押すときには指にグーっと力を入れて刺激しましょう。ただし、力を入れすぎないことが大切です。「痛いけれど気持ちがいい」強さで刺激します。風門は押すだけではなく温めることも有効です。
風門に使い捨てカイロを貼ったり、ドライヤーで温めたりすると血流がよくなり体全体が温まります。風邪のひきはじめにも効果的なため、子供にもケアしてあげられます。子供の場合は風門をさすってあげましょう。
また、風門は肩こりにも効果的なツボです。寒い時期や体が冷えると筋肉がかたくなりコリを感じる人は多いでしょう。首から背中にかけて「僧帽筋(そうぼうきん)」という大きな筋肉があります。僧帽筋は肩甲骨の上にかぶさっており、風門を温めると僧帽筋も温められます。
筋肉を温め続けることで体が冷えることを防ぎ、筋肉の緊張がほぐれるため次第に肩こりも改善されるのです。入浴時にシャワーで風門を温めることや、カイロなどで温めると効果的です。
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